Takumi Runner が cicd-sensor との連携に対応
Takumi が、オープンソースの eBPF ランタイムセキュリティセンサー cicd-sensor との連携に対応しました。GitHub ホステッドランナーや GitLab CI/CD など、Takumi Runner の専用ランナー以外で実行される CI/CD ジョブからもトレースログを収集し、Takumi で管理できるようになりました。
cicd-sensor のトレースログは本日同時にリリースした脅威検出機能にも対応しています。
背景
Takumi Runner は、Takumi の専用ランナーでジョブを実行することによって、プロセス実行・ネットワーク接続・DNS クエリ・ファイルアクセスといった eBPF トレースを収集する仕組みです。一方で、実行環境の制約や移行の手間などの理由で、 Takumi Runner に移行することが難しい場合もあります。
そこで、実行環境の移行が必要ない cicd-sensor を活用する手段の提供を開始しました。 CI/CD パイプラインに cicd-sensor を導入し、Takumi の Manager のエンドポイントと認証情報を指定するだけで、トレースログを Takumi に送信できるようになります。
上記アーキテクチャー図の通り、Takumi Runner では CI/CD ジョブを弊社運用の専用ランナーで実行することによってトレースログを収集します。cicd-sensor 連携は、GitHub ホステッドランナーやご自身で運用されているセルフホステッドランナーなど、今までのご利用の環境に cicd-sensor を導入してそこでトレースされたログを Takumi に送信する仕組みです。
メリット
cicd-sensor から収集したトレースログは、Takumi Runner のトレースログと同じ扱いで管理されるため、トレースログの可視化・検索や脅威検 出をご利用いただけます。
トレースログの可視化
Shisho Cloud の画面からは可視化されたトレースデータを確認できます。

トレースログの検索
Shisho Cloud では集めたトレースログの内容を検索することができます。サプライチェーンインシデントが発生した期間中に実行されていた CI/CD ジョブに影響があったかを確認できます。

脅威検出
脅威検出は、サプライチェーンインシデント時に能動的にトレースログをもとに影響調査を行い、影響があった場合に通知を送る機能です。ご利用いただくとご自身での調査が不要になるため、専門知識不足やインシデントの見逃しなどが解消されます。
サポートされている CI/CD パイプライン
cicd-sensor の連携は実行環境に依存しないため、基本的に cicd-sensor がサポートする CI/CD パイプラインには対応しています。本稿執筆時点では、GitHub Actions および GitLab CI/CD がサポートされています。なお、GitLab CI/CD に関しては、セルフホストの GitLab Runner(Docker executor)が対象となります。
利用方法
cicd-sensor の連携は、以下 3 ステップで行います。
- CI/CD ジョブに cicd-sensor を導入
- Takumi の Manager を cicd-sensor の
manager-urlに設定 - cicd-sensor の
manager-tokenに認証情報を設定
GitHub ホステッドランナー
cicd-sensor のステップをジョブの先頭に追加し、パラメータ manager-url に Manager エンドポイントを指定します。
jobs:
build:
runs-on: ubuntu-latest
steps:
- uses: cicd-sensor/cicd-sensor-action@a803a7bc1890f85d3f2feb7c29b74b5c730da6c2 # v0.0.37
with:
manager-url: https://manager.cicdsensor.cloud.shisho.dev
manager-token: ${{ secrets.SHISHO_CICD_SENSOR_TOKEN }}
認証(manager-token)は、Shisho Cloud のボット経由で行われます。ボットの作成など、認証の設定方法はユーザーガイドをご確認ください。
ジョブ の実行が完了すると、ジョブとトレースの内容が Shisho Cloud コンソールに反映されます。
GitHub セルフホステッドランナー・GitLab CI/CD
これらの環境では、cicd-sensor がランナーのホスト上で動作するため、パイプラインではなくホスト側で cicd-sensor の導入と Manager エンドポイントの設定を行います。設定方法は cicd-sensor のドキュメントをご確認ください。
Takumi の Manager エンドポイントは https://manager.cicdsensor.cloud.shisho.dev です。
認証情報は、Shisho Cloud で API キーを発行し、 manager-token として指定します。ボットの作成や API キーの詳細は、ユーザーガイドをご確認ください。
料金体系
cicd-sensor 連携をご利用いただくには Takumi Runner の基本プランが必要です。
基本プラン内では、毎月ジョブ実行時間の合計 3000 分のトレースログまで受け付けます。今年2026年9月1日以降、3,000 分を超過したジョブ実行のログ受け付けには、分単位で料金が発生します。
2026年8月31日までは 3000 分の上限なしでトレースログを受け付けます。
cicd-sensor 連携の料金体系の詳細は料金体系をご覧ください。
Takumi Runner の利用開始方法
cicd-sensor 連携も含め、Takumi Runner を利用するには、Takumi サブスクリプションの契約と Runner の有効化が必要です。
- https://cloud.shisho.dev/hello/takumi にアクセスし、サインインしてください
- 組織を登録し、Takumi サブスクリプションを契約してください
- 画面左のサイドバーから Runner > 設定 にアクセスしてください
- 「有効化する」ボタンをクリックして Runner を有効化してください

有効化が完了したら、cicd-sensor 連携のユーザーガイドに従ってセットアップを進めてください。
