Google Cloud 検査の最適化
修正例: Cloud Storage バケットのラベルで検査の挙動を変える
Shisho Cloud の初期設定には、例えば Cloud Storage バケットに関して、その公開設定を検査する検査項目が含まれています。 この検査は多くの場合有益であるものの、本来公開されていても問題ないバケットに対してもアラートを発生させてしまうため、運用上の負担となる場合が多くあります。
そこで、この検査を、バケットに付与された命名規則やラベルによって挙動を変えるように修正してみましょう。
具体的には、security-team-accepted-at ラベルが空でなければ、そのバケットは公開されていても問題ないということにして、アラートを発生させないようにします。
例えば以下の画像中の shisho-20231114-user-01-public バケットは、現在インターネットに公開されていますが、security-team-accepted-at ラベルが付与されているため公開されていても構いません:

なお Shisho Cloud 上の初期設定では、同バケットが公開バケットであるがために、アラートが発生しています:

準備
まずは以下の手順で、手元に Shisho Cloud ワークフローが含まれたリポジトリを clone してください:
git clone --recurse-submodules https://github.com/flatt-security/shisho-cloud-managed-workflows.git