ワークフローの部分実行
通常、一つのワークフローには複数のジョブが含まれ、そのジョブごとに全ての監査対象データに対して検査が行われます。そのため、ワークフローに複数のジョブが含まれる場合や、監査対象データが多いケースでは検査に時間がかかる可能性があります。
Shisho Cloudでは下記の機能の拡充により、検査の高速化を実現しています。
- ワークフロー内に複数あるジョブに対して、一部のジョブのみを実行する機能
- ワークフローのジョブ内で、一部の監査対象データのみを取得し、検査コードを実行する機能
本稿では一部のワークフロージョブのみを実行する方法を説明します。
データの部分取得については、こちらのページ をご参照ください。
以下で度々言及している監査対象リソースとは監査対象データと同義です。リソースの定義については、こちらのページ をご参照ください。
現在、本機能は限られたリソースに対してのみ実行可能です。今後、対応を拡大していく予定です。
実行方法
ワークフローの部分実行を利用したい場合は、以下のいずれかのページにて実行可能です。
評価結果ページ
評価結果から対象の評価結果を選択してください。ワークフローの部分実行を利用する場合は、監査対象リソース一覧にある以下のボタンをクリックしてください。
ワークフローの実行結果詳細ページ
ワークフローの一覧画面から対象ワークフローの実行結果を選択してください。
左にジョブ一覧が表示され、いずれかのジョブを選択するとそれぞれの監査対象リソースごとの実行結果が表示されます。ワークフローの部分実行を利用する場合は、監査対象リソース一覧にある以下のボタンをクリックしてください。
確認画面
ボタンをクリックするとポップアップウィンドウが開かれ、今回の検査項目を定義したジョブ名と監査対象リソース名が表示されます。確認後、実行 ボタンを押下してください。
ワークフロー部分実行の結果
ワークフロー部分実行の結果も通常の監査同様に確認できます。まずはワークフローの一覧画面から対象ワークフローを選択してください。下記のように手動実行トリガーの新たな記録が見つかるはずです。クリックして詳細ページに移動してください。
特定のジョブ、特定の監査対象リソースに対して実行されたので、左のジョブ一覧にはその対象のジョブ、リソース一覧には監査対象リソースの結果のみが表示されています。